PERIODONTAL 歯周病治療

歯周病は口腔内の細菌によって歯ぐきが腫れたり、顎の骨が溶けたりする病気です。
進行すると歯を支える土台の骨がなくなり、歯を失ってしまう原因となります。歯周病の治療は患者さん自身による毎日のブラッシング(セルフケア)と歯科医院で行う専門的なクリーニング(プロフェッショナルケア)を両立させることが重要です。
- 歯ぐきから血が出る
- 歯が浮いた感じがする
- 歯がグラグラする
- 歯に力が入らない
- 口の中がネバネバする
- 口臭が気になる
このようなお悩みのある方はお気軽にご相談ください。
当院では徹底的なクリーニングと最新機器を用いた治療で歯周病にならない、なっても重症化させない治療をご提供します。
治療機器の紹介

ブルーラジカルP-01
世界初の歯周病治療器「ブルーラジカルP-01」を導入しました。「ブルーラジカルP-01」は、重度歯周病をターゲットとした非外科的治療法として、世界で初めて実用化された歯周病治療器です。厚生労働省の医療機器認定において、「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」と明記された初めての歯周病治療器です。

超音波+パウダーメンテナンス
(メルサージュエピック2in1)
快適なメンテナンスのために歯科衛生士による、より専門的なクリーニングのためにメルサージュエピックを3台導入しました。
歯の表面に付着した細菌のかたまりであるバイオフィルムや、茶渋、タバコのヤニなどの汚れや着色を超音波による振動や水圧+パウダーの力ですみずみまで落とすことができます。歯の表面がツルツルになるため、歯垢や歯石、着色の再付着が起こりにくくなります。歯の表面がツルツルになるため、歯垢や歯石、着色などの汚れがつきにくくなります。
4台のレーザー機器を使い分けた最先端の治療環境

Er:YAGレーザー
むし歯の治療を唯一薬事許可されたレーザー。むし歯治療、歯周病治療、歯周病の予防、色素沈着除去、口内炎・口角炎/義歯による傷口の殺菌、等で使用されます。

CO2レーザー
波長は10.6マイクロメートル。むし歯予防、口内炎の沈静、軟組織の蒸散・止血・切開、インプラント、幅広い用途で使用されます。

Nd:YAGレーザー
組織破壊を抑制する治療に適した固体レーザー。波長は1.064ナノメートル。歯周病治療、メラニン色素除去、根管治療等に使用されます。

半導体レーザー
ダイオードレーザー。波長は655~950ナノメートル。歯周病治療、メラニン色素除去等に使用されます。
治療例の紹介
治療前 → 治療後

70代男性
歯周病のため下顎の前歯部歯肉が腫れ、出血がありました。レーザー治療で腫れも治りました。一回のレーザー治療は短時間で、痛みも殆んどありません。基本的に麻酔は使用しません。しかし、症状や状態によっては麻酔をかける場合もあります。また症状に応じて、当医院にある4種類のレーザーから最適なものを選び、治療に使用しております。
歯周病治療後は定期的に検診を受け、歯のクリーニングとレーザー治療を続けることで、 歯を良い状態で維持することが出来ます。
治療前 → 治療後

60代女性
歯周病が気になるということで、歯ぐきをきれいにしてから、8本をセラミックでかぶせました。また、下の歯は「エステ義歯」という針金を使わない 義歯を入れました。とても美しい口元になりました。
治療前 → 治療後

メラニン色素除去
歯ぐきの黒ずみ(メラニン色素沈着)はレーザー治療できれいなピンク色の歯肉を取り戻します。
治療回数
2~4回(色素の濃さにより、回数が異なります。)
料金
11,000~22,000円(税込)
よくあるご質問
歯ぐきから出血するのは歯周病ですか?
歯磨きをしているときや、硬いものを噛んだときに歯ぐきから出血したら、歯周病かもしれません。
厚生労働省によると、40代以上の日本人のうち歯周病に罹患しているのは50%を超えているとのことです。そして、歯周病は歯を失う原因の第1位です。
歯周病は放置するとどんどん病状が進行するので、悪化しないうちに治療しましょう。
深くなった歯周ポケットはクリーニングで元に戻りますか?
歯科医院でクリーニングするだけでは元に戻りません。 プロフェッショナルケア(歯科医院でのクリーニング)とセルフケア(患者さん自身による歯磨き)を両立させることで、歯周病をこれ以上進行させないようにすることが重要です。
メインテナンスやクリーニングでは何をするのですか?
歯周ポケットの検査を行い、患者さん自身では清掃が行き届かない箇所を含めて全体的にクリーニングを行います。
また、スタッフが口腔内をチェックすることで、むし歯やその他の異常を早期発見し、重症化する前に治療に繋げることも定期検診の重要なポイントです。
むし歯がなくてもメインテナンスやクリーニングに来なくてはなりませんか?
むし歯や歯周病の原因となる細菌は、健康な人でも人間全員がもっている常在菌です。そのため日々のケアを怠ったり、体調を崩して免疫力が下がったりすると症状が再発しやすくなります。
できる限りダメージを抑えて早いうちに治療したり、症状が出る前に予防したりするためには、定期的な歯科医院でのメインテナンスが重要です。
日々のケアに関するご相談にも応じますので、むし歯がなくても数か月に1回はご来院いただければと思います。
ブルーラジカルP-01とはなんですか?
ブルーラジカル P-01(Blue Radical P-01)は、重度歯周病に対する非外科的治療法(切らない歯周病治療)として厚生労働省の医療機器認定を受けた、世界初の治療器です。
歯周病が進んでいる歯周ポケットの中で過酸化水素水と青色レーザー光によるラジカル殺菌を行うことにより、歯周病の原因となる細菌を効果的に殺菌・除去することができます。
ブルーラジカルレーザーを当てれば、歯周病は完治しますか?
ブルーラジカルレーザーを当てることにより、歯周病の進行を食い止めることができ、歯を保存する可能性を高めることができます。ただし、失ってしまった顎の骨を完全に回復するのは難しいです。
また、ブルーラジカルレーザー治療を行う前に、歯ブラシ指導や口腔内のクリーニングを十分に行い、日常生活におけるプラークコントロールが良好である必要があり、これが不十分だと、ブルーラジカルレーザーの効果も得にくくなります。
重度歯周病に対する治療のゴールは「病状の安定」です。ブルーラジカルレーザーは、歯周病の進行防止に非常に高い効果を発揮するといえます。
痛みはありますか?
ブルーラジカルレーザーを施術前に局所麻酔(注射の麻酔)を行います。
また、術後に歯や歯ぐきがしみる、痛いなどの症状(知覚過敏)が出ることがありますが、多くは一時的なものです。